宗旨・本山
曹洞宗は、禅の教えをよりどころにした信仰生活に生きることを目指しています。
坐禅をその教えの根本とし、只管打座(しかんだざ)すなわち「ただひたすらに坐る」ことがその基本的姿勢です。
お釈迦さまをご本尊としてあおぎ、大本山永平寺をお開きになられた道元禅師と大本山總寺寺をお開きになられた瑩山さまを両祖として敬い、この「一仏両祖」の教えに照らされた信心の日常をつとめ、やすらかなる心で生きることを目指すのです。
禅の教えは、お釈迦様のおさとりになられたみ教えであり、鎌倉時代に中国から日本に伝えられました。曹洞宗は、道元さまによって伝えられたこの禅の教えを今日まで正しく受け継いできた宗旨です。
教え
わたしたちはみな仏の子であり、生まれながらに仏心を具しています。
しかしそれに気づかずに我がまま勝手の生活をして苦しみ悩みのもとをつくっています。
ひとたび仏さまに懺悔し帰依するならば、心が落ち着いておのずから生活が調えられて明るくなり社会のお役に立つことを喜び、又どんな苦難にも耐えて生き抜こうとする信念が生まれます。
そこに生きがいと幸福とを発見するのが曹洞宗の教えであります。